日本企業(日系企業)経営者が台湾進出に失敗してしまう4つの理由。

2016-06-07

日本企業・日系企業の経営者が、台湾で新たな事業展開をするとき、台湾と日本の文化の違いや言語の違い、その他消費者の嗜好の違いなどから苦労することは日本以上です。しかしながら、自分が欲しいと思った商品や受けたいと思ったサービスに対して、それだけの価値を認めたものに対価を払うという消費者の心理は日本であっても台湾であっても同じです。

そして会社を経営するということも台湾でも日本でも原理原則は同じなのです。今回はその点を踏まえて、台湾進出に失敗してしまう日本企業、日系企業の特徴を考えてみましょう。

日本企業・日系企業経営者が台湾進出に失敗してしまう4つの理由。

ゆび矢印1.日本で成功したときと同じやり方でやろうとする。

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日本での実績がある日本企業の経営者はどうしても過去の成功に引きずられ、日本と同じようなやり方で台湾でもやってしまうことがあります。その気持ちは本当によくわかります。それが成功する場合もあるので厄介なのです。しかしながら、場所が変われば顧客も変わります。日本国内ではであっても北海道と九州ではマーケティングのやり方を変えていく必要がありますよね。台湾でも同じことです。

日本と台湾は非常に似通っているとは言え、台湾は中華圏文化の地域であり、様々なところで日本と違うところがあります。ラーメンひとつを見ても、「台湾人にとって日本のラーメンはしょっぱすぎる。」と言われます。そこでラーメンの味を日本とは少し変えていく必要があったりするのです。

集客方法ひとつをとっても、ある業界では台湾は口コミの威力は日本以上です。日本企業の経営者は、いかにして口コミで広げるかによるが集客成功のポイントとなることもあります。

日本企業の経営者は、日本で成功した時のやり方はできるのであれば積極的に活用するべきです。そうすることで時間もコストも削減することができるからです。しかしながら変える必要があるべき所はしっかり変えて、台湾市場に適合させたマーケティングを事業を行ってことが大切です。

ゆび矢印2.ふさわしくない人を雇ってしまう。

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日本企業の経営者は、台湾進出におけるビジネスモデルが固まってくると、次のステップとして人を雇うという業務が発生します。台湾に進出する多くの日本企業の経営者は事業を加速するためになるべく早く人を雇いたいと考え、しっかりと人材を吟味することなく採用してしまうことも多々あります。台湾は日本以上の学歴社会で、大学院で修士号や博士号をとっている人は多くいます。それらの学歴だけを見て雇ってしまうのは非常に危険だと言えるでしょう。

間違った人を雇ってしまうとそれだけコストが高くなり業務の生産性も落ちてしまいます場合によっては周りの良い社員に悪影響を与えることがあります。

日本人を採用する時あっても、この人は本当に仕事が出来るかどうか、を見極めるのは非常に大変な作業ですよね。特にそれが台湾人となればなおさらです。最初から全てを知る事は難しいですが、その中でも慎重に人材を雇用しなければいけないという事を忘れないようにしましょう。

特に台湾人は日本以上に転職マーケットが発達していますので、 仕事がつまらないと思ったらあっという間に辞めてしまいます。従業員がすぐ辞めてしまうリスクが日本以上に高いのが現状です。そのようなことも踏まえ、人材雇用には細心の注意を払うことが必要なのです。

ゆび矢印3.顧客の声に耳を傾けない。

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これは台湾に限らず日本でも同じことですよね。お客様の声に耳を傾けない企業はいずれ衰退しきていく運命にあるといえます。
確かに、 顧客自身がまだ気づいていない欲求を企業がいち早く気づき、顧客が気付く前にその価値を提供すると言うようなマーケティング手法もあります。それでも、やはり基本中の基本は、顧客の声に耳を傾けるということです。
日本で展開しているビジネスモデルをそのまま台湾に持っていけば、ある程度消費者の嗜好が違うとは言えマーケティングリサーチの方法などは非常に似通っていることが多いです。経営者は多くの社員を雇っていますが、それと同時に経営者は顧客に雇われているということを忘れないようにしましょう。

ゆび矢印4.失敗を恐れてしまう。

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多くの日本企業は非常に素晴らしい商品と人材を持っていながら、それをうまく生かすことができず失敗してしまいます。特に日本に本部があり台湾で現地企業を設立する、という場合がそうなのですが、本部の顔色をうかがうばかりに失敗を恐れ思い切った行動ができないということがあります。
台湾に進出して新たな法人や台湾事業プロジェクトチームを作るときは、失敗を恐れないで何事にも挑戦してみるという文化を作っていくことが大切です。
小さな失敗を何回も繰り返し、そこから少しずつ修正して理想の形に仕上げていく。そこから学び成功へ近づいていくのです。

まとめ

日本企業経営者が台湾進出に失敗してしまう4つの理由は以下の通り。

点矢印画像日本で成功したときと同じやり方でやろうとする。
点矢印画像ふさわしくない人を雇ってしまう。
点矢印画像顧客の声に耳を傾けない。
点矢印画像失敗を恐れてしまう。

台湾は日本に対して非常に友好的であり、日本の商品を好む台湾人消費者は多くいます。しかし、経営の原理原則に基づいてしっかりとした形で台湾に進出しなければ成功するものも失敗してしまいます。経営の原理原則は忘れないようにしましょう。

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