日本企業の苦悩。台湾進出で業績を上げられない企業4つの特徴

2015-12-24

日本における最近の台湾ブームは著しいものがあります。テレビ番組でも多くの台湾スイーツや台湾料理、台湾茶などの紹介をしており、台湾旅行に出かける人の数は年々増加しています。

ビジネスにおいても同様のことが言えるでしょう。多くの日本企業が台湾に進出し、台湾での業績を伸ばすべく日々奮闘しています。「初の海外進出は台湾から。」と考える日本企業も少なくありません。台湾は世界一の親日国であり、街には日本ブランドの商品がたくさんあるだけではなく、他の国に比べて消費者の嗜好が日本人消費者と似ているということも、日本企業が台湾に進出しやすい要因でしょう。

しかしながら、台湾に進出したすべての日本企業が成功するわけではありません。当初の計画通りうまく行かず撤退してしまった日本企業もあれば、なんとか生き残ってはいるもののなかなか業績を伸ばすことができない日本企業など様々です。

台湾で業績を上げられない日本企業にはいったいどのような特徴があるのでしょうか。今回はそれらの日本企業に共通する4つの特徴をご紹介します。

日本企業の苦悩。台湾進出で業績を上げられない企業4つの特徴。

ゆび矢印1.マーケティング戦略策定力がない。

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台湾進出をしてもなかなか業績あげられない日本企業は、マーケティング戦略が決定的に不足しているということがよくあります。

他の国に比べ市場が日本に似ているとは言え、やはり日本の市場とは異なるのです。台湾人消費者は何を求め、どのような商品に喜んでお金を支払ってくれるのかということをしっかりと研究、マーケティング戦略を策定して、戦略を実施していくことが重要です。日本と同じやり方でやってみようと思ってもうまくいかないこともあるのです。

たとえばマーケティング戦略分析ツールとしてマーケティング・ミックス(マーケティングの4P)、SWOT分析、などがあります。
自身の直感で物事を進めていく経営者は、このような分析ツールを嫌う傾向にありますが、実際に自社の台湾進出をイメージしていくには必要なツールです。なかなか業績を上げられない日本企業は、これらのツールを使ってマーケティング戦略をしっかりと練り直すことが必要になってきます。

ゆび矢印2.マーケティング戦略を実行できる社員がいない。

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上記ではマーケティング・ミックス(マーケティングの4P)やSWOT分析は必要なツールだ、と言う話をしました。しかし、これらのツールを使って戦略を策定するだけでは意味がありません。重要なのはこれを実行することです。

策定した人が実行する場合もあれば、戦略を現場レベルの人間に落とし込み、戦略を作成した人以外が実行するケースもがあります。ここで大切なことは、戦略を実行する人間がしっかりと戦略の意味を理解し、実行するだけの能力やスキルを持っていることです。

台湾でなかなか業績を上げられない日本企業は、マーケティングリサーチを実行する専門家がいない場合が多かったりします。しっかりとマーケティングリサーチの教育を受けてない社員が実行しようとしてもなかなかうまくいかない可能性が高いです。戦略を実行する社員を雇用する、育成する、または、コンサルタントに依頼する、などして戦略を実行する人材を何とかして確保したいですね。

ゆび矢印3.日本人マネージャーにリーダーシップ能力がない。

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台湾進出では、現地の台湾人従業員を雇用するケースも多いでしょう。台湾人従業員に対して強いリーダーシップを発揮することで、彼らに効率よく働いてもらい、高いパフォーマンスを上げてもらう必要があります。台湾で業績を上げられない会社は、日本人マネージャーがこのようなリーダーシップを持っていない場合が多いのです。

しっかりと会社の方向性を台湾人従業員と共有化し、彼らに気持ち働いてもらうための環境を整えることが大切です。特に台湾人は日本人と違って転職しやすい傾向にあります。マネージャーにリーダーシップ能力がないと分かれば、彼らはすぐに見切りをつけて別の会社へ移ってしまいます。人材は流動的なものですが、それでも長い期間優秀な人材に働いてもらうために日本人マネージャーは適切なリーダーシップ能力を持つことが求められます。

ゆび矢印4.コミュニケーション能力が不足している。

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台湾で業績を上げるためには、高いコミュニケーション能力が求められます。現地の業者と取引をするために友好的な業務提携交渉をすることもあるでしょう。そんなときは例外なくマネージャーに高いコミュニケーション能力が必要になってきます。

現地企業と業務提携するためには、相手に自分たちの会社のビジョンや、台湾での方向性を的確に伝えるプレゼンテーション能力が必要になります。そして、自分たちと提携することでどのようなメリットがあるのか、を相手に理解させる必要があります。

業績をなかなか上げられない会社は、このような外部とのコミュニケーション能力が不足している場合が多いです。そのため、戦略的な業務提携ができず、事業を拡大していくことが難しくなるのです。

まとめ

すべての日本企業が台湾進出で成功しているわけではありません。なかには台湾から撤退してしまったり、撤退はしないまでも業績をあげることができなかったりする会社も数多くあります。そんな日本企業の共通している特徴は、以下の4つです。

点矢印画像1.マーケティング戦略策定力がない。
点矢印画像2.マーケティング戦略を実行できる社員がいない。
点矢印画像3.日本人マネージャーにリーダーシップ能力がない。
点矢印画像4.コミュニケーション能力が不足している。

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