日本企業が仕掛けるべき流行るブランドを創出する方法とは?

2015-06-05

台湾進出する上で有効なひとつの手段は、自社商品を徹底的にブランド化し、台湾人消費者に愛着を持ってもらうことで、台湾での売り上げを伸ばしていくというやり方です。

業界にもよりますが、日本企業が台湾で勝ち残っていくためには、台湾の競合他社と価格競争に持ち込むよりは、日本の技術や「日本発」というメッセージを発信し、ブランド化したものを販売していくやり方ではないでしょうか。実際に、台湾人消費者の目利きは以前に比べると非常に肥えてきています。
もはや「安かろう悪かろう。」では納得のできない台湾人消費者は、つねに品質が高く付加価値の高いものを求め、それには喜んで料金を支払います。

今回は、台湾進出において、日本企業が流行るブランドはどのように作っていったらいいのか、を検証してみましょう。

DSCF2187

日本企業が仕掛けるべき流行るブランドを創出する方法とは?

突然ですが質問です。
あなたがちょっと贅沢な家族旅行を計画して、どのホテルがいいかな、とインターネットで色々と検索していたとします。そこであなたはホテルのホームページのほか、そのホテルの利用者の口コミサイトを見つけたとします。さて、あなたは、ホテルのホームページの情報と、他の利用者の口コミの情報とどちらを信用しますか。

おそらく多くの人は、後者と答えるのではないでしょうか。特に、その口コミの情報が友人や知人からであった場合はなおさらでしょう。

実はこのように、消費者は今や企業よりも他の消費者の声を信頼するようになっているのです。企業側がどんなに素晴らしい商品説明進出内容をプレゼンテーションしたとしても、他の消費者のちょっとした声にはかないません。

消費者は、今や企業とのコミニュケーションよりも、他の消費者とのコミニュケーションを求め信頼しているのです。

台湾においてもこの傾向は非常に顕著です。台湾では日本同様にTwitter 、Facebook 、その他情報掲示板などを利用し、商品やサービスを購入する前に、必ずと言っていいほど第三者の意見を参考にしているのです。

ゆび矢印●自社商品を口コミで宣伝してもらう。
日本企業が台湾でブランド構築に成功するためには、台湾人の口コミにうまく乗っかり、良いイメージを消費者間で話題にしてもらうことが非常に重要になります。先述の通り、台湾人はTwitter、Facebookその他の掲示板などを大いに利用しますので、こういったソーシャルメディアを通じて、台湾人が他の友達に伝えたい、と思うような内容の記事を投稿するのは有効なやり方です。

例えば、動物や食べ物、そしてちょっとしたユーモアなどを自分の商品と絡めて何かうまく投稿できないか、考えてみることができないでしょうか。また、台湾のニュースでよく話題になるのが、どこどこの店員さんが日本人のアイドルに似ている、というのが話題になり、そのお店が一気に流行るということがよく起きています。ここから何かヒントを得ることができないでしょうか。

026087

ゆび矢印●商品にストーリー性を持たせる。
また、他の日本企業が仕掛けるべき流行るブランドを創出する戦略としては、自社商品のストーリーをうまく台湾人消費者に感銘を受けてもらうことです。例えば、商品の開発秘話、日本での苦労話、台湾進出に向けてのエンジニアたちの365日奮闘記など、該当商品が台湾に来るにあたってのストーリーは、どの商品にもあるはずです。これをストーリー風に構成し、ホームページやソーシャルメディアなどを通じて、消費者に発信することで話題になる可能性は大いにあります。

ゆび矢印●消費者を巻き込んだイベントを開催する。

現代のブランディング戦略では、消費者参加型のイベントを開催し、消費者を巻き込んだブランディング活動をすることも有効です。

日本企業が仕掛けるべき流行るブランドを創出するとして、例えば、

点矢印画像台湾で新たに販売する商品のネーミングを消費者から募集する、
点矢印画像台湾版ホームページの画像を消費者から募集する、

などを検討できないでしょうか。

台湾には、松山、横山、大村、田中、竹田、清水など日本の名前と同じ駅名が32駅あります。これを利用して、台湾の駅名と同じ名字の日本人に対して、一日駅長に就任してもらうというイベントを日台の観光局が協力し昨年11月に実施しました。

台湾と同じ駅名の苗字または名前を持つ日本人を募集し、抽選で各駅1人ずつを決めたそうです。(ちなみに台湾交通局によると、応募が最も多かったのは「田中」さんで379名だったそうです。)

このユニークなイベントは、多くの台湾旅行好きの人たちが注目し、ソーシャルメディアメディアを通じて話題になりました。

これも、台湾と日本の間の交流の活発化、を狙った消費者参加型のマーケティングと言えるでしょう。

DSCF2324

このように、台湾で流行るブランドをつくるには、口コミ、ストーリー性、消費者を巻き込んだイベントを通じて、消費者に話題にしてもらうことがいちばん有効的です。広告費用もほとんどかからないと言ってもいいでしょう。特に、現代の消費者はメーカーの言葉よりも、他の消費者の言葉を信じる傾向にありますので、企業側が一生懸命メッセージを発信するよりも、信頼のおける他の消費者に発信してもらうことが賢明なやり方といえるでしょう。

まとめ

日本企業が台湾に進出する場合は、自社商品のブランド力を生かして販売を拡大するのが主流と言える。
現代の消費者はメーカーの言葉よりも、他の消費者の意見を信頼する。
消費者に購買意欲を高めてもらうには、以下の3つの方法で商品を話題にしてもらうことが重要となる。
赤やじるし1.自社商品を口コミで宣伝してもらう。
赤やじるし2.商品にストーリー性を持たせる。
赤やじるし3.消費者を巻き込んだイベントを開催する。

Copyright(c) 2017 BATH All Rights Reserved.