反対意見ばかりを並べる台湾人従業員とどう接していくべきか。

2014-10-31

8mistakes1台湾企業と提携して、現地で事業を行う場合、反対意見ばかり言う台湾人ビジネスパートナーや従業員がいることがあります。これから日本側と台湾側が共通の目標をもって共に進んでいかなければならないときに、このようなパートナーや従業員との衝突は、頭痛の種です。

言語も文化も違う国同士の人間が仕事していく中で、衝突があるのは当たり前と言われればその通りですよね。日本人同士で仕事をしていても、多くの衝突があるのですから。

それは、企業レベルではなく、個人事業主が台湾人と組んでビジネスパートナーとして一緒に事業を展開する場合も同様です。

企業であっても、個人事業主であっても、台湾人と一緒にひとつの目標に向かって成果を出していくにはどうしたらよいのでしょうか。今回は、そんな台湾人との付き合い方について検証しましょう。

反対意見ばかりを並べる台湾人従業員とどう接していくべきか。

私の経験上、台湾人は自分が正しいと思ったことは強く主張し、日本人のように上に言われたら無条件で従うことは少ないと感じます。とにかく根拠が乏しくても激しく反対意見を主張し、タダ時間だけに無駄に過ぎていく、というケースも多々あります。では、そんな反対意見を言うのが大好きな台湾人スタッフにどのように対応するべきでしょうか。

私のコンサル経験上、以下の3つのポイントがあると考えています。
赤やじるし1.人前で批判してはいけない
赤やじるし2.相手の意見をしっかりと聞く
赤やじるし3.論理的に説得する。

ゆび矢印1.人前で批判してはいけない
まず絶対にやってはいけないことは、人前でこちらから攻撃的な態度をとったり、怒鳴ったりすることです。彼らは人前で批判されるのを何よりも嫌います。台湾人は日本人のように、怒鳴られても相手のいう事を素直に聞いて黙々と作業をするということは少ないでしょう。特に人前で怒鳴ることは台湾人と接するうえで、最大のタブーです。彼らのメンツを絶対に潰してはいけません。怒鳴り声を聞いた周りの台湾人スタッフにも悪影響を与えます。

「メンツ」は彼らにとって大変重要な概念で、彼らは「メンツ」をつぶされたと感じたら、まるっきしの逆効果で収集がつかなくなります。どうしても、彼らのやり方や意見を受け入れることができないのであれば、やはり、誰も見ていない場所でじっくりと話し合いをするべきでしょう。

ゆび矢印2.相手の意見をしっかりと聞く
一対一で話し合いをすることでなぜ彼らが反対をするのか、その原因を理解するべきです。
そして、「どうすれば改善できると考えているのか。」等、彼らに自由に意見させ、自分達は聞く耳をもっていることを相手に理解させることも大切です。台湾人は日本人以上に、ディスカッションが好きで、彼らに自由に発言させることで、モチベーションを上げるだけでなく、創造性に富んだアイデアを生み出してくれます。そして、何と言っても、台湾は彼らの母国。一般消費者の目から見た自社商品の意見など、日本人の観点からでは得ることができない情報を入手できるはずです。

一昔前の日本のドラマの影響か、台湾人にとって日本人上司は「怖くて、怒鳴り、独裁的だ。」というステレオタイプをもっている人たちもまだまだいます。(台湾人上司の独裁ぶりもかなりのものですが。)そんなステレオタイプを捨て去るように、彼らに自由な意見を述べさせ、それを真剣に聞いて、意見を尊重する姿勢を持つことが非常に大切です。

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ゆび矢印3.論理的に説得する。
反対意見ばかりを述べる台湾人とじっくりと話し合いの場を持ち、彼らの意見をしっかり聞いただけでは前に進みません。会社の方針と彼らの意見がどうしても合わない場合は、論理的に彼らを説得する必要が出てきます。
会社で決定したこの方針は、如何に会社、そして従業員のためになるのかを論理的に説明することが大切です。
「この方針は如何に顧客を喜ばれることができるか。」
「この方針は如何に日本側、台湾側の会社とって利益をもたらすか。」
「この方針は如何に従業員に利益をもたらすか。

逆に言えば、これらの質問に論理的に答えられるように事業計画をしっかりと組み立て、戦略を遂行していく必要があります。反対意見は有り難い忠告にもなりえます。論理的に戦略を組み立てていることを理解してもらえるかどうかが、彼らを納得するキーポイントとなります。

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まとめ

反対意見を好んでいう台湾人スタッフがいたら、その対応には3つのポイントがあります。

点矢印画像相手を人前で批判してはいけない。
台湾人に対して人前で怒鳴ることは、最大のタブーと言っていいでしょう。彼らは「メンツ」をとても大切にする民族です。

点矢印画像彼らの話をしっかりと聞いて、反対している原因を理解する。
彼らの自由に発言してもらう機会を設けましょう。彼らの屈託のない意見が聞けるはずです。

点矢印画像会社の方針を論理的に説明し、相手を納得させる
相手の意見を聞いているだけでは前に進みません。最終的に会社の方針を彼らに納得してもらうには、論理的に話を組み立てて話す必要があります。そのためには、事前準備をしっかりとした事業計画書の準備は欠かせないでしょう。

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