低成長経済下の台湾で事業を成長させる方法とは?

2014-11-14

DSCF8195台湾のGDPは2012年に4660億米ドルまでに達し、世界レベルでは経済中堅国家にランク付けされます。また、2012年の台湾の実質経済成長率は1.26%で187か国中136位です。(ちなみに日本は同成長率2%で119位。)経済が発達すればするほど、成長の伸びしろがどうしても小さくなり、低成長経済となりがちです。
台湾はアジアでも屈指の経済国にまで成長し、日本と同じように、低経済成長となってきていると言えるでしょう。

これから台湾進出をしよう!と意気込む起業や個人事業主の方には、台湾は低成長と言われると「アレ?」と思ってしまうかもしれません。台湾の経済は低成長率だから、他の国を狙う、というのは安易な考えです。日本企業や日本人がアジア進出の最初のきっかけとして、親日で日本ブランドファンが多く、他のアジア各国と強いネットワークを持つ台湾は海外進出に最適な場所と言えるでしょう。

では、そんな低成長経済下でビジネスを展開し利益を出し続ける体質を保つには、どうしたらよいでしょうか?
実は、選択肢は2つしかありません。「支出を減らす。」または「売上を増やす。」です。

低成長経済下の台湾で事業を成長させる方法とは?

ゆび矢印●支出を減らす。
支出を減らす、というとみなさんは、どのような対策を思いつきますか?人員削減、経費削減、サプライヤーへの値下げ要求等でしょうか。
人員削減では、正社員の採用を控え、パートやアルバイト社員で対応しようとします。また、社員残業代削減で、残業時間を厳しく管理したりします。経費削減では、事務用品などの購入を控えたり、今まで展示会で派手な広告や販促活動をしていた企業は、広告の数を減らしたり、販促活動の規模を縮小したりします。サプライヤーへの値下げ要求では、強いプレッシャーをサプライヤーにかけて無理矢理値下げさせたり、品質基準を格下げすることで仕入れコストを削減したりしようとします。

多くの企業は、これらの対策を行って、支出を減らすことで生き残ろうします。しかし、本当にこれらの方法は、低成長経済下での対策となるのでしょうか。

もしサプライチェーン内の1つの企業がこれを実際に行うと、連鎖的にそのサプライチェーンに関わっている企業が連鎖的に経費カットをせざるを得なくなります。「顧客が値下げを要求してきたから、ウチも安く仕入れないと商売が続かない。仕入価格をもっと下げよう。」となるわけです。

確かにこれらの人員削減、経費削減、サプライヤーへの値下げ要求等は、短期的に効果が見えやすいと考え、最初に実行する方法ですが、上記で説明した通り、連鎖的に経費カットが必要となり、状況はさらに悪化していきがちです。

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ゆび矢印●売上げを増やす。
低成長経済下で生き残るもうひとつの方法は、売上増加を狙った戦略を立て直すことです。低経済成長下では、多くのライバル企業が、将来に不安を抱え現状維持で持ちこたえようと足踏みしている状況です。そんなときこそ、頭を使って市場占有率を高める案を練っていくことができます。もちろん、これは大きな挑戦であり、そう簡単に実現できることではありません。しかし、この低成長経済下では、売上増加を狙った戦略を立て直すことができる企業が生き残ることができるのです。

低成長下の経済では多くのライバル企業は、人件費削減のため、優秀な従業員を解雇するかもしれません。そんな優秀な人材を採用して、一気呵成にセールスチームを形成し、売上を増やすことができるかもしれません。

また、企業によっては、利益を生まない事業を存続していたり、売れなくなった商品を販売していたりすることがあります。この機会に、利益の生まなくなった事業を閉めたり、販売が下がった自社商品は思い切って終売にして、利益のある商品に資源を配分することもできるでしょう。企業を成長させていくには、資源の配分は大変重要な要素です。

高い日本の人件費の代替として、賃金の安いアジア諸国等の労働力を使って、今まで以上に生産性を高めることもできるでしょう。そして、思い切って利益の見込める海外市場に打って出るのもいいでしょう。

多くの経営者はどうしても「支出を減らす。」ことを考えがちです。それが企業の余分な脂肪をとるためのカットならいいのですが、ただ単に現在の状況のみを考え、縮小するためのカットをしてしまうことも多々あります。一方、売上を増やすために戦略を練ることは、自社の数年先を見据え、市場の動向をより慎重に見る目を養います。
低成長経済下だからこそ、積極的に打って出る戦略を立ててみましょう。

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まとめ

点矢印画像台湾は、世界レベルでは経済中堅国家にランク付けされます。一方で、台湾も日本と同じように経済成長率は低く低成長経済と言えます。しかし、日本企業や個人事業主にとって、台湾はアジア進出の足がかりとして無視することはできない国です。
点矢印画像低成長経済下で企業が生き残る方法は2つが考えられます。それは「支出を減らす。」または「売上を増やす。」こと。
点矢印画像「経費削減」は短期間で成果が期待できますが、長い目で見ると、企業を縮小させてしまいます。
点矢印画像「売上を増やす。」ための「戦略の練り直し。」は企業を生まれ変わらせることができます。

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