ダライ・ラマ名言で学ぶ、台湾ビジネスで心がけるべき4つのこと

2017-09-13

台湾ビジネスを検討している経営者の皆さんは、経営ノウハウをどこで入手したり新しいアイデアをどこで思い付いたりするのでしょうか。

このような質問をクライアント企業の経営者の方々に聞くと、ビジネスセミナーに通って学んだり、ビジネス雑誌や書籍から情報収集して参考にしている、という意見が多いですね。または旅行に行って異文化に触れることで新しいアイデアが思いつくという方もいらっしゃいます。

はい、いい方法だと思います。経営ノウハウや新しいアイデアの入手方法は人それぞれあるかと思います。

当協会のホームページでは著名人の名言から台湾ビジネスの成功に繋がるヒントを度々紹介していますが、著名人で成功した人の考え方を学んで、自分の台湾ビジネスに活かすという方法はおススメです。はやり、成功者の言葉や経験は説得力がありますし、ノンフィクションですので、直接実社会で使うことができるノウハウだったりしますよね。

今回は、チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世法王の名言から、台湾ビジネスを検討している経営者が心がけておくべき4つのことをご紹介します。


(画像出所:https://en.wikipedia.org/wiki/14th_Dalai_Lama)

ダライ・ラマ名言から学ぶ、台湾ビジネスで心がけておくべき4つのこと

ゆび矢印■消費者調査の重要性

ダライ・ラマ法王は、その高い地位故に中々庶民と接する機会が無かったか、というと実はそんなことはありません。彼は積極的に民衆との接触を行い、民衆の生の声を直接聞き、政治に活かしていているんです。

ダライ・ラマ法王はこのように言っています。
「指導者たらんとする者、いつも民衆を身近に感じていなければならない。」
(『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ14世著、山際素男訳、p282)

ダライ・ラマ法王は、若いときから宮殿を抜け出しては身分を隠して庶民と接触し様々な情報を直接入手していたそうです。市民から「どなたですか。」と聞かれると「ダライ・ラマの召使ですよ。」と答えていたと、自伝にも書かれています。(『ダライ・ラマ自伝』p177)

「人々に会うときは、いつもその人々に何が出来るかを知ろうとし、その人たちから何かを学ぼうと心がけてきた。」
(『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ14世著、山際素男訳、p293)

ダライ・ラマ法王は民衆と接し、それらの情報から様々なことを学ぼうと心がけています。民衆の不満な点をヒアリングして実際の政治活動にも反映をさせてきました。

ビジネスでも同じことが言えます。台湾に自社商品を売る際は、消費者調査を行い、台湾人消費者にはどのような嗜好があり、何を求めているのかを知ることは大変重要です。よく見られるのが日本と大して変わらないだろう、日本と同じ販売戦略で台湾に進出するケースであったり、経営者の勘だけを頼りに進めてしまう、ということです。

消費者調査は、場合によっては時間や費用がかかったりすると思われがちですが、長期的に見ると戦略的な販売プランが策定でき、販売アップに繋がる可能性も十分にあります。

ゆび矢印■ライバル企業に事業のヒントがある

台湾ビジネスを行う上で、当然のことながら市場にはライバル企業が存在します。
もし台湾で行う事業にライバル企業が存在していなかったとしたら、喜ぶ前に心配した方がいいかもしれません。
それは何らかの規制のためライバル企業が手を出していない、または市場がほとんど無い、ということかもしれないからです。

「仮想敵は友人より価値がある。」
(『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ14世著、山際素男訳、p137)

マーケティングリサーチなどを通じて、ライバル企業を観察することを意識しましょう。それによって、自社の市場でのポジションや強み、弱みを知ることができるからです。

ゆび矢印■考え方も商文化も異なることを理解する

ダライ・ラマ法王は長年、そして今現在も、中国によるチベット弾圧問題に取り組んでいます。古くは毛沢東から始まり、これまで歴代の中国指導者と中国とチベット問題について交渉を続けきました。

そんなダライ・ラマ法王はこう言います。
「お互いを尊重し合い、真実の精神によってのみ友情は育つ。」
(『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ14世著、山際素男訳、p189)

力で相手をねじ伏せようとしても、相手の心を動かすことはできません。お互いの尊重することで心を動かすことができると信じています。

「人々の間に個人差があり、つまらぬ言い争いはいくらもあった。それが人間というものだ。」
(『ダライ・ラマ自伝』ダライ・ラマ14世著、山際素男訳、p261)

台湾と日本は考え方も商文化も異なります。日本企業との交渉のようにスムーズに進むことはまれです。ときには喧嘩になることもあります。
しかしながら台湾ビジネスを進めていくには多くのケースで台湾企業や台湾人との提携や契約が必要になってきます。
お互いを尊重したながら両者の同意できる点を探して締結を進めていく根気強さが必要になっています。

ゆび矢印■長期的な視点で拡大を図る

インドなどの周辺諸国には中国の弾圧から逃れてきたチベット難民が暮らしています。彼らは決して平和への希望を棄てることなく、確実に世界各所で小さな社会をつくっています。

「夜は夜明けのためにある。」
(『ダライ・ラマ自伝』p284)

今は暗い夜かもしれないけれども、あきらめずに頑張っていれば必ず夜は明ける、ノーベル平和賞受賞者でもある法王は、世界のチベット難民にそんなメッセージを送っています。

では、ビジネスはどうでしょうか。
各経営者の戦略もありますが、台湾などの海外進出案件であれば、長期的な視点で拡大を図ることを前提に事業計画を立てていくことが重要だと思います。

日本とは市場や消費者嗜好も違う台湾市場では最初のうちはうまく行かないことあるでしょう。でも、マイナーチェンジを続けながらあきらめずに試行錯誤を繰り返せばきっと夜は明けます。

短期で結果が出ないからといってすぐに撤退することが本当にベストな案なのか、考えてみることも大切です。

まとめ

■消費者調査の重要性
「指導者たらんとする者、いつも民衆を身近に感じていなければならない。」
「人々に会うときは、いつもその人々に何が出来るかを知ろうとし、その人たちから何かを学ぼうと心がけてきた。」

■ライバル企業に事業のヒントがある
「仮想敵は友人より価値がある。」

■考え方も商文化も異なることを理解する
「お互いを尊重し合い、真実の精神によってのみ友情は育つ。」
「人々の間に個人差があり、つまらぬ言い争いはいくらもあった。それが人間というものだ。」

■長期的な視点で拡大を図る
「夜は夜明けのためにある。」

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